私たちが日常飲んでいる安心で安価で美味しい水、実は大変貴重だという事を日本人は気づいていないようです。その源である国土の森林は水を浄化し蓄え、土砂崩壊を防ぎ、川や海に栄養分を供給し、CO2削減にも重要な役割を果たしています。
しかし、木材価格の低迷や森林所有者の離村や高齢化により、公益的機能を有する森林は荒廃の進む社会となってきました。後世にも美しい国、日本の郷土と共存する精神を伝えなければなりません。
その現況を改善すべく国や自治体も森林再生に動きだし、地域雇用等々ふまえて、会社設立の運びとなりました。株式会社農林環境では、豊かな水を安定供給できるよう、森林再生を行っております。
水源林造成事業とは、水源かん養上重要な保安林のうち、無立木地など機能が低下している森林を急速かつ計画的に整備し、水源かん養機能の回復を早期に図り、より高度に発揮させるための事業です。
植え付けする前に苗木の生育環境をよくするため雑草や灌木を刈り取り棚状に片付けて整地します。
鹿による食害が近年増えています。
侵入を防ぐ専用のネットを張ります 。
苗木は山斜面に手作業で1本ずつ植えていきます 。今後はコンテナ苗等も検討されていますが生産や運搬作業のコストが課外です。
苗木が周囲の雑草よりも低い間(植栽後7年くらい)は毎年行います。
日陰がなく過酷な作業です 。
成長した植栽木もつるが幹に巻きついたり、おおい被さったりするため、つる切りをします。邪魔するような灌木も同時に伐します 。
材木の健全な成長と節のない良材を作るため下枝を切り取ります。